※ご好評につき、オレンジは完売致しました。ありがとうございました。
1957年、絵本作家としても知られるイタリアの芸術家Bruno Munariが手がけた灰皿。一見すれば単なる立方体のボックスのように見えますが、その内部構造はシンプルながら機能的につくられています。カラーはベーシックな白と黒に加え、空間のアクセントとなりそうなオレンジをご用意。煙草の灰をしまいこみ、空間の印象を美しく保ちます。
詳細情報
デザイン - DANESE(ダネーゼ)/Bruno Munari(ブルーノ・ムナーリ)
寸法 - ・W8×D8×H8cm
材質 - ・耐火性メラミン/アルミニウム
備考 - ■MoMAニューヨーク近代美術館パーマネントコレクション(1972年)
- ■イトーキ製商品ではありません。
およそ灰皿には見えないデザイン。 灰が外に見えずインテリアアイテムとしても美しさと存在感を放つ。 | ||||
耐火メラミンのキューブボックスとアルミニューム板という非常にシンプルな構造ながらその機能性とデザイン性は、まさにパーマネントデザインといえる商品です。 |
Bruno Munari ブルーノ・ムナーリ | 1907年ミラノ生まれ。後期の未来派の活動に参加し、1930年に「役に立たない機械」で注目を集めます。1954年にはサルの玩具「Scimmietta ZIZI」で第1回コンパッソ・ドーロを受賞しています。なお、1955年、1979年にもコンパッソ・ドーロを受賞しています。DANESEでは、[EDlZlONE PER BAMBINI] の大部分を手掛けるなど、遊びの中から子供が自らの創造力を育める作品を多く制作しています。天衣無縫で人の心を暖かくするようなムナーリ作品ですが、マリ同様、芸術的な探求と理論的な探求が作品のバックグラウンドとして存在します。ムナーリは1998年に91歳で亡くなりましたが、近年の相次ぐ絵本作品の復刻など、約70年にわたる製作活動が生前にも増して評価されているアーティストです。 |
DANESEは、1957年にブルーノ・ダネーゼとその妻ジャクリーン・ヴォドツによって イタリア・ミラノに設立された日用品を主に扱う小さなショップです。ファッションとしての大量消費に舵を任せない“長く使い続けられる良品を”という商品哲学を持ち、アーティストとのコラボレーションにより、デザイン史に残る名品を数多く発表しました。しかしながら、1991年ダネーゼ夫妻によるDANESEのショップは惜しまれつつ閉鎖されました。そして、10年後。アートディレクターにカルロッタ・デ・ベビラックァが就き、2001年再びDaneseはニュープロダクツを発表。そこには、エンツォ・マリを始め、ジェームズ・アーヴィン、パオロ・リツァットといった、世代を超えたデザイナーが名を連ね、DANESEはダネーゼ夫妻のフィロソフィーを受け継ぎつつ、新しい時代の風を吹き込むことで、再び復活したのです。 |