
オフィスチェアに肘掛けは必要? 実は体の疲れを軽減してくれるアイテム!
公開日:2023.5.18 更新日:2023.5.18
オフィスチェアには肘掛け付きと肘掛けなしのタイプがあり、どちらのタイプを購入すれば良いか悩む方もいるでしょう。肘掛けの有無を検討するには、まず肘掛けの役割やメリット、デメリットについて理解を深めることが大切です。本記事では、肘掛けの必要性や種類について詳しく解説していきます。
肘掛けの役割
肘掛けには体への負担を軽減する役割があります。人間の腕の重さは体重によっておおよそ決まっており、左右の上腕、前腕、手を合わせると約16%にもなるのです。さらにデスクワーク中に肩が上がっていたり、キーボードが肘よりも高い位置にあると両腕を持ち上げるような姿勢になり、肩甲骨周りの筋肉に余計な力が入ることで肩こりを引き起こす可能性があります。肘掛けを使用することで、正しい姿勢をサポートしながら、体にかかる負担や疲労感を軽減することが可能です。
肘掛けありのメリット
オフィスチェアを選ぶ際に、肘掛け付きと肘掛けなしのタイプで悩んでいる方もいるでしょう。まずは肘掛け付きのメリットについて解説していきます。
肩や肘への負担を軽減する
肘掛けには、長時間のデスクワークで負担がかかりがちな肩や腕、首の疲労を緩和するメリットがあります。
体の部位の重さは比率によっておおよそ決まっており、左右の上腕、前腕、手を合わせると約16%にもなり、つまり体重が70Kgの場合、約11kgもの重さを常に支えているのです。
特にデスクワーク中に肩が上がっていたり、キーボードよりも肘が高い位置にある場合は、無意識に両腕を持ち上げるような姿勢になっており、肩甲骨周辺の筋肉に力が入ることで肩こりを引き起こすこともあります。
長時間のデスクワークによって、疲労や肩こりなどに悩んでいる方には肘掛け付きのオフィスチェアがおすすめです。
正しい姿勢をサポートする
長時間のデスクワークでは同じ姿勢を取り続けることが多く、筋肉の緊張によって血流が滞り、さらに筋肉が硬くなるという悪循環が起こりやすくなります。それにより肩こりや首こり、腰の痛みなどの症状が表れることもあるので注意が必要です。
体への負担を軽減するには正しい姿勢を取ることが重要ですが、長時間デスクワークをしていると、自然と姿勢が崩れてしまいます。しかし肘掛けがあれば、理想的な肘の屈曲角度を保ったり、前腕の重さを軽減したりと、正しい姿勢を取りやすくなるのです
さまざまな動作をサポートする
デスクワークでは、パソコンを操作する以外の動作をおこなうこともあるでしょう。たとえば「休憩をする」「考える」「電話をする」「座る・立ち上がる」といった動作をおこなうこともデスクワークに含まれます。肘掛けには、このような動作を取りやすくなったり、行動のきっかけになったりと、さまざまな動作をサポートする役割があるのです。
肘掛けなしのメリット
肘掛けには体の負担を軽減したり、正しい姿勢をサポートしたりするメリットがありますが、反対に肘掛けがないからこそのメリットも存在します。次は肘掛けなしのメリットについて詳しく解説していきましょう。
省スペースになる
肘掛け付きのオフィスチェアは、デスクの下に収納できないこともあり、デットスペースが生まれる可能性があります。一方、肘掛けなしのオフィスチェアはデスクの高さに関わらず収納できるので、省スペースとなるでしょう。
また、デスク周辺にさまざまな機材を置く場合は、肘掛けが動線をふさいでしまう可能性があります。働く環境によっては、肘掛けなしのオフィスチェアの方が便利なこともあるようです。
低コスト
肘掛けなしのオフィスチェアは、肘掛け付きのオフィスチェアよりもパーツが少ないため、低コストで導入できます。できるだけ予算を抑えたい方にとっては、肘掛けなしのオフィスチェアが購入しやすいかもしれません。
肘掛けの種類
一口に肘掛けといっても、実は種類があるのをご存知でしょうか。肘掛けの種類によって可能なことや、座り心地が異なるため、自分に適した機能を選ぶことが大切です。それでは肘掛けの種類について解説していきましょう。
固定式
肘掛けが固定されて動かないタイプです。固定式はオフィスチェアがデスクの下に収納できるよう、肘掛けの位置がやや下の方に付いています。そのため、座る人の体格によっては肘掛けの位置が低すぎる可能性もあるでしょう。
一方、シンプルな作りのため、可動式の肘掛けよりも安価で購入できます。コストを抑えたい方にはおすすめです。
高さ調整式
肘掛けを上下に動かし、高さ調整ができるタイプです。座る人の体格に合わせて高さを調整できるため、自分に適した座り心地を実現できます。
跳ね上げ式
肘掛けの角度を調整できるタイプです。肘掛けの角度を調整することで、デスクとの距離を調整できます。また、肘掛けを90°に上げれば、肘掛けなしのオフィスチェアとしても使用可能です。
左右可動式
肘掛けを左右に動かして調整できるタイプです。パソコンの操作やスマートフォンの操作など、動作に応じて適切な位置で体をサポートしてくれます。
肘掛けが調整可能のおすすめのオフィスチェア
ITOKIでは長時間のデスクワークにおける体への負担を軽減するオフィスチェアを多数取り扱っています。今回は肘掛けが調整可能のオフィスチェアを4つご紹介しましょう。
アクトチェア
アクトチェアは「アジャスト&アクティブ」をコンセプトに開発された新スタンダードのタスクチェアです。座る環境に合わせて、姿勢や体の動きにフレキシブルに順応し、快適にサポートしてくれます。
肘掛けには新開発の4Dリンクアームを採用。調整用レバーを持ちながら自在に動かすだけで肘位置が瞬時に決まるため、細かい調整が不要です。常に最適な肘位置をキープでき、体への負担を軽減することができます。
アクトチェア | |
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価格 | 72,000円(税込)~ |
アクトチェアの詳細はこちら |
サリダ YL9G
サリダチェアYL9Gは、サリダYL9にアクセントパーツを採用し、ゲームプレイに最適化したモデルです。ゲームプレイに最適化した高機能肘は、プレイヤーの繊細な位置調整にも対応するため、前後、左右だけでなく回転させることもできます。
さらに肘掛けは11段階の高さ調節が可能で、肘に接する面には柔らかなポリウレタンが採用されているため、体への負担を軽減することが可能です。
サリダ YL9G | |
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価格 | 46,900円(税込) |
サリダ YL9Gの詳細はこちら |
エフチェア
エフチェアは、腰をしっかりとサポートしながら、上にいくに従って肩周りがフリーになるようにデザインされたオフィスチェアです。
肘掛けには、アジャスタブル肘と固定肘の2種類があり、肘掛けなしのタイプも選べます。アジャスタブル肘は高さを10段階で、さらに角度調整も可能です。座る人の体格に合わせて適切な肘位置を調整できます。
エフチェア | |
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価格 | 63,700円(税込)~ |
エフチェアの詳細はこちら |
スピーナチェア
スピーナチェアは、最適な姿勢に導くビジネスユーザのために生まれたチェアです。腰掛けると座が沈み込みながら後方へスライドするパッシブ・スライド・シート(PSS)機構と、背もたれの腰にあたる部分が前方にせり出すアクティブ・ランバー・サポート(ALS)機構が搭載されており、座るだけで正しい姿勢をサポートしてくれます。
肘掛けにはエラストマー樹脂とウレタンを採用しており、心地よい肌触りを実現。さらにアジャスタブル肘タイプは、高さ、左右の角度調整が可能で、長時間のデスクワークによる体への負担や疲労を緩和することができます。
スピーナチェア | |
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価格 | 90,800円(税込)~ |
スピーナチェアの詳細はこちら |
まとめ
肘掛けには体への負担を軽減する役割があります。長時間のデスクワークでは首や肩、腕に負担がかかりやすいですが、肘掛けを上手く活用することで体への負担や疲労を軽減することが可能です。
ITOKIでは体の負担を軽減したり、動作をサポートしたりする肘掛け付きのオフィスチェアを多数取り扱っています。長時間デスクワークをする方は、ぜひ肘掛け付きのオフィスチェアの導入をご検討ください。