在宅勤務に適した机や椅子とは?選び方のポイントを解説
公開日:2023.5.18 更新日:2023.12.19
在宅勤務ではデスクワーク中心で仕事をする方が多いでしょう。デスクワークでは長時間座ったまま仕事をするため、背中や腰を痛めることがないように正しい姿勢を維持することが大切です。
ただし、自分に合った適切な机や椅子を使用しなければ、正しい姿勢を維持するのは困難といえます。
そこで本記事では在宅勤務に適した机や椅子の選び方について解説します。
テレワークや在宅勤務は増加している?
最近、テレワークや在宅勤務を取り入れる企業が増加していると耳にしたことはないでしょうか?
では、実際どの程度増加しているのかみていきましょう。
最新のテレワーク・在宅勤務の実施状況
新型コロナの影響により、テレワークや在宅勤務が増加しています。
内閣府の「新型コロナウイルス感染症の影響下における生活意識・行動の変化に関する調査」では、テレワークの実施率の調査結果が公表されています。
以下は、地域別のテレワーク実施率を表したグラフです。
※働き方に関する問に対し、「テレワーク(ほぼ100%)」、「テレワーク中心(50%以上)で定期的にテレワークを併用」、「出勤中心(50%以上)で定期的にテレワークを併用」、「基本的に出勤だが不定期にテレワークを利用」のいずれかに回答した人の割合
出典:内閣府「第5回
新型コロナウイルス感染症の影響下における生活意識・行動の変化に関する調査」
2020年5月以降、テレワーク実施率は大きく上昇していることが読み取れます。
新型コロナウイルス感染拡大を受け、人の密集を避けるために企業がオフィスへの出勤を制限したことが、テレワークの実施率増加につながったと考えられます
最新の2022年6月の全国のテレワーク実施率は30.6%と2021年より微減したものの、コロナ前の2019年と比べると3倍近い数値を保っています。
在宅勤務で起こりがちな悩みとは
在宅勤務のメリットとしては、自分のペースで仕事ができたり、通勤時間を節約できたりするといった点があげられます。一方、在宅勤務特有の悩みがあることも事実です。
例えば、家族やペットと同居していると騒音によって集中を力が妨げられる欠ける可能性があること、運動不足やストレスなどが原因で健康に悪影響を及ぼすこと、会社の上司や同僚とのコミュニケーション不足などが考えられます。
また、机や椅子がデスクワークに適していない場合、長時間の作業によって、肩こりや腰痛、眼精疲労などが引き起こされることもあります。
在宅勤務では正しい姿勢を保つことが重要
在宅勤務の場合、どうしても座った状態で仕事をする時間が多くなりがちです。
悪い姿勢で長時間デスクワークを続けていると、腰や首、肩に負担がかかりやすくなり、肩こりや腰を痛める原因となる可能性があります。
そのため、在宅勤務では正しい姿勢を意識することがより重要といえるでしょう。
また、正しい姿勢を保つためには、長時間のデスクワークに適した机や椅子を選ぶ必要があります。
在宅勤務に適した机の選び方
大きさや収納は十分か
在宅勤務に適した机を選ぶ際は、大きさや収納が十分かどうか考慮する必要があります。
パソコンや書類、文房具といった作業時に必要なものを置けるスペースがなければ、実際に仕事をするときに不便なのでストレスに感じるでしょう。
また、引き出しや棚、キャビネットといった収納スペースが充実しているかどうかも重要です。
必要な物をしっかりと収納できれば、別の場所から取り出したり、片付けたりする手間が省けるので、スムーズに仕事ができます。
ただし、必要な机の大きさや収納はその人の仕事内容によって異なるので、どの程度のものが良いか慎重に検討して選ぶようにしてください。
機能性が高いか
高い機能性を備えているかどうかも確認するようにしましょう。例えば机の高さや角度の調節機能などがあげられます。
ただし、必要以上にハイスペックな机を購入するのは適切とはいえません。
自分の仕事に必要な機能は何か十分に考えたうえで、必要最低限の機能を備えている机を選ぶようにしましょう。
デザインが部屋に合っているか
机のデザインは仕事の効率と直接的な関わりはありませんが、机を選ぶ際に重視しておきたいポイントのひとつです。部屋に合ったデザインのものを選ぶことで、心地よい空間を作ることができます。また、気に入ったデザインのものを使うことで、仕事に対するモチベーションが上がる効果も期待できるでしょう。
椅子の選び方
机と高さが合っているか
まずは机と椅子の高さが合っているかどうかを確認します。
椅子が高すぎると前かがみの姿勢になりやすく、腰や背中を痛めてしまう可能性があります。反対に低すぎると見上げる姿勢になってしまうため、腕や首を痛めてしまうかもしれません。
なお、昇降機能付きの椅子であれば、高さ調節が可能なので、購入後に微調整できます。
そのため、迷ったときは高さ調節が可能なタイプの椅子を選ぶと良いでしょう。
座り心地は良いか
次に、座り心地が良いかどうかを確認しましょう。在宅勤務では長時間座って作業する時間が多い傾向にあるので、座り心地が悪いと疲れやストレスを溜める原因になりやすいです。
座面が硬すぎないか、あるいは柔らかすぎないか、実際に座ってみてチェックすることが大切です。また、椅子の背もたれは主に背の高いハイバック、背の低いローバック、その中間のミドルバックの3種類に分けられます。
どのタイプが良いかは人によって異なるので、座面と同じように実際に座ってみて確認するのがおすすめです。
サポート機能は充実しているか
サポート機能が充実しているかどうかも重要です。例えば首を支えるヘッドレストや背もたれを倒せるリクライニング機能があると、作業と休憩を切り替えながら、より効率的に仕事ができるでしょう。
ただし、サポート機能が多すぎても、ほとんど使用せずにお金の無駄になってしまうことがあります。自分にとって必要な機能は何かを前もって考えておくことが大切です。
在宅勤務におすすめの椅子・机
ONOFF(オノフ)
「ONOFF(オノフ)」はリビングなどで仕事をするとき、ON(仕事)とOFF(生活)の切替えがしやすいという意味が込められたワークデスク・椅子のセットです。
扉面は座ったとき目線をさえぎる高さにあるので、背筋を伸ばせば子供や家族の様子に目を配ることもできます。
小さい子供など、家族がいる環境下で仕事をする方におすすめの家具といえます。
ONOFF(オノフ) | |
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価格 | 89,900円(税込) |
ONOFF(オノフ)の詳細はこちら |
サリダ YL9
サリダチェア YL9は、長時間座り続ける人のためのフルスペックチェアです。
体重を感知して、自動でロッキング強度が調整される「体重感応式シンクロロッキング」なので、操作不要で快適な座り心地を提供します。
さらに、ヘッドレストやアームレスト、座面の奥行きも使う人の体格に合わせて調節可能。自分だけの特別な座り心地を叶えることができます。
椅子の脚は、シャープで高級感のあるアルミダイキャスト製なので、様々な空間と調和します。
サリダ YL9 | |||
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価格 | 46,900円(税込) | ||
サイズ |
W670×D705×H1,135~1,225mm、座面高 425-515mm |
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材質 |
背:エラストマー 背支柱・座裏カバー:ポリプロピレン 脚:アルミダイキャスト キャスター:ナイロン双輪キャスター |
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機能 |
・柔軟性と耐久性を兼ね備えたエラストマー製の背もたれ ・アジャスタブル肘(9段階調節) ・体重を感知して自動でロッキング強度を調節する体重感応式シンクロロッキング ・最大126°で4段階固定が可能な調整が可能なリクライニング機構 ・ガス上下調節 ・型崩れしにくいモールドウレタンと体圧を分散させるベンディングシートを採用したシート ・5段階の座面の奥行調節 ・高機能ヘッドレスト ・高級感にこだわるアルミダイキャスト製の脚 ・オプションで座面交換に対応 |
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キャスター | ナイロン双輪キャスター | ロッキング角度固定 | 4か所 |
背もたれタイプ | エクストラハイバック | ロッキングタイプ | 体重感応式シンクロロッキング |
本体重量 | 21.5kg | ランバーサポート | × |
ヘッドレスト | 〇 | アームレスト | 可動肘(7段階調節) |
必要工具 | プラスドライバー | 保証期間 | 最大3年(JOIFA準拠) |
X FOCUS CHAIR(クロスフォーカスチェア)
「X FOCUS
CHAIR(クロスフォーカスチェア)」は、オフィスワークや自宅でのデスクワークに最適な椅子です。
ネックサポート、ランバーサポートなど様々な機能が備わっており、長時間座っていても疲れにくい設計になっています。
また、シンプルでスタイリッシュなデザインで、自宅のインテリアにも違和感なく溶け込むデザイン性を備えています。
リクライニング機能があり、ソファーに使用される肌触りの良いファブリック(布張地)を採用しているため、作業の合間にリラックスする際も便利です。
クロスフォーカスチェア | |||
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価格 | 44,900円(税込) | ||
サイズ |
W690×D655-1,045×H945~1,310mm、座面高 415-520mm |
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材質 |
背・座:布地張り(ポリエステル) 脚:ガラス繊維強化ナイロン 背ブラケット:金属(鋼)エポキシ樹脂塗装 キャスター:ナイロン双輪キャスター |
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機能 |
・ネックサポート ・アジャスタブル肘(7段階調節) ・ランバーサポート ・最大135°で10段階調整が可能なリクライニング機構 ・リクライニングに合わせて上下する座面 ・ガス上下調節 ・ロッキング強度調整 ・硬さの違うウレタンを組み合わせた多重構造ウレタンシート ・日本製のバネを使用したリクライニングレバー |
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キャスター | ナイロン双輪キャスター | ロッキング角度固定 | 10か所 |
背もたれタイプ | エクストラハイバック | ロッキングタイプ | シンプルロッキング |
本体重量 | 19.3kg | ランバーサポート | 〇 |
ヘッドレスト | 〇 | アームレスト | 可動肘(7段階調節) |
必要工具 | × | 保証期間 | 最大3年(JOIFA準拠) |
まとめ
在宅勤務に適した机と椅子の選び方について紹介しました。
デスクワークを長時間行う場合、体を痛めないためにも利用する机と椅子は極めて重要なので、慎重に検討して選ぶようにしましょう。
在宅勤務は自分自身で快適な環境を整えることができるメリットがあります。自分に合った机と椅子を選んで、ぜひ快適な空間での仕事を実現させましょう。