ワークデスクと兼用できるダイニングテーブルの高さは? 兼用のメリットや選び方もご紹介

公開日:2023.5.18 更新日:2023.12.19

リモートワークの普及により、自宅の仕事環境を整えようと考えている人が増えています。しかし、部屋の広さによってはプライベートで使っているテーブルとは別にワークデスクを導入するのが難しいこともあるでしょう。
限られたスペースを有効活用するには、ワークデスクと兼用できるローテーブルを取り入れるのがおすすめです。本記事ではワークデスクとダイニングテーブルを兼用するメリットやダイニングテーブルの選び方について解説します。

ワークデスクとダイニングテーブルを兼用するメリット

自宅で仕事をする機会が増え、ワークデスクを購入する傾向が高まっています。集中して仕事をするための環境を整えるのも大切ですが、プライベートで使っているテーブルとワークデスクの両方を設置するスペースを確保できない人も多いでしょう。そこでおすすめなのが、ワークデスクとダイニングテーブルの兼用です。
ここでは、ワークデスクとダイニングテーブルを兼用する3つのメリットについて解説します。

ワークデスクの購入費用を削減できる

新しくワークデスクを購入するには、数万円ほどの費用がかかります。快適な仕事環境を整えるには、作業内容に応じた作業スペースの確保も欠かせません。デスクのサイズが大きくなれば費用もかさむため、大きいものだと10万円以上する可能性もあります。
しかし、ワークデスクとダイニングテーブルを兼用すれば、ワークデスクの購入費用を削減できます。さらにダイニングテーブルは作業スペースを広く取れるため、作業スペースを確保できる点も大きなメリットです。

省スペース化できる

プライベートで使うテーブルとワークデスクの両方を設置するには、広い設置
ペースが必要になります。リビングとは別に仕事部屋を設けられれば設置スペースを確保しやすいですが、1Rや1Kの間取りだと設置が難しいでしょう。しかし、ワークデスクとダイニングテーブルを兼用すれば、仕事とプライベートのテーブルを1つにまとめられるので省略スペース化が図れます。
ワークデスクとダイニングテーブルの兼用は「部屋を広く見せたい」「部屋が狭くなるのが嫌」という人にもおすすめです。

椅子を利用することで正しい姿勢を保ちやすい

人間の背骨は重い頭を支えるためにゆるやかなS字カーブを描いています。このS字カーブが崩れると頭の重さを支えきれず、体のいたる部分に負荷がかかってしまうことがあるのです。[3] 特にローテーブルなど、デスクの高さが合っていないと背中が丸まりやすく、負担が大きくなってしまう可能性があります。
体への負担を軽減するには、正しい姿勢をサポートしてくれる機能が搭載されたオフィスチェアを使うのがおすすめです。

仕事と兼用のダイニングテーブルの選び方

快適な仕事環境を整えるには、作業に適したダイニングテーブルを選びましょう。デザインだけで選んでしまうと作業効率が悪くなることもあるので注意が必要です。
ここでは、仕事と兼用のダイニングテーブルの選び方について解説します。選ぶポイントをおさえ、快適な仕事環境を整えましょう。

テーブルは高さ72cm前後のものを選ぶ

日本オフィス家具協会(JOIFA)が推奨しているデスクの高さは72cmです。以前は日本人の平均身長に合わせて70cmが標準と規定されていましたが、日本人の身長が高くなったことで72cmを推奨するようになりました。
小柄で72cmでは少し高いと感じる人は、フットレストを使用するのがおすすめです。椅子の高さを高く設定してもしっかりと足がつくので正しい姿勢を保ちやすくなるでしょう。

作業面の奥行きは60~70cm

一般的な作業面の奥行きは60~70cmです。初期のコンピュータが普及し始めた頃はブラウン管モニターを設置するため、奥行きが80cmのデスクが増えました。近年はモニターが薄くなったのに加え、ノートパソコンを利用する人も増えたため60~70cmが一般的です。
ただし、利用するモニターの台数やPC周辺機器の有無によって必要な作業スペースが異なります。購入後に「自分には狭すぎた」と後悔しないためにも、実際の作業に適したサイズを選びましょう。

出典:時代によって変遷してきた最適な寸法

収納スペースを確保する

一般的なダイニングテーブルには収納スペースがないものもあります。ダイニングテーブルとワークデスクを兼用する場合は、仕事に必要なものを収納できるスペースを確保することが大切です。たとえば、ノートパソコンやキーボードなどを収納できる引き出しなどがあると便利でしょう。

コンセントの位置をチェックする

ダイニングテーブルを設置する際は、コンセントの位置をチェックすることが大切です。ダイニングテーブルとワークデスクを兼用する場合は、パソコンやPC周辺機器を使うのに必要なコンセントを確保しなければなりません。
延長コードでコンセントを確保するのもひとつの方法ですが、延長コードが長すぎると見た目が悪いだけでなく、足をひっかけて転倒する危険もあるので注意が必要です。

ダイニングテーブルで使う椅子の選び方

ダイニングテーブルを選んだら、次はダイニングテーブルで使う椅子を選びましょう。体への負担を軽減するには、長時間座っても疲れにくい椅子を選ぶことが大切です。
ここでは、ダイニングテーブルで使う椅子の選び方について解説します。

理想の座面の高さは身長×1/4

座面の高さは身長×1/4が理想とされています。座面が高すぎても低すぎても体へ負担がかかってしまうことがあるので注意しましょう。
座面高を調節する機能がついている椅子であれば、自分の身長に適した座面高に調整できるので便利です。

出典:イスを用途にあわせて正しく使用していますか?

長時間座っても疲れにくい椅子を選ぶ

オフィスチェアには長時間座っても疲れにくい機能が搭載された製品もあります。たとえば着座姿勢の安定化と疲労軽減を図るランバーサポートや、座面の奥行きを調節する機能なども長時間座っても疲れにくくする機能のひとつです。
場合によっては1日8時間以上座ることもある椅子だからこそ、体への負担を軽減してくれる機能の付いた製品を選びましょう。

床に適したキャスターを選ぶ

オフィスチェアに使われるキャスターには、カーペットなどの柔らかい床用とフローリングなど硬い床用があります。推奨以外のキャスターを使うと床を傷つけたり、椅子の動きが悪くなったりするので注意が必要です。
椅子によってキャスターの種類を選べるものもあるので、自宅の床に適したキャスターを選ぶようにしましょう。

インテリアに合った椅子を選ぶ

機能性に優れた椅子を選ぶのも大切ですが、インテリアに合っているかも重要なポイントです。特にダイニングテーブルとワークデスクを兼用する場合は、家のなかでも目につきやすい場所に設置することが多いため、部屋の雰囲気との調和も気になるでしょう。
椅子の機能性やサイズだけでなく、カラーやデザインなども併せてチェックするのがおすすめです。

正しい作業姿勢とは

体への負担を軽減するには、正しい作業姿勢を保つようにしましょう。ここでは、正しい作業姿勢を保つポイントについて解説します。

座面の奥まで深く腰かける

椅子に座る際は、座面の奥まで深く腰かけるようにしましょう。浅く腰かけると上半身の姿勢が不安定になりやすく、背中や腰の筋肉に負担がかかってしまうため注意が必要です。

骨盤上部を背もたれにつける

椅子に腰かけたら、骨盤上部を背もたれにつけましょう。ランバーサポートが搭載されたオフィスチェアであれば、背中のS字カーブを無理なく保つことができます。

太ももの上部を水平にして、ひざ下は床と直角にする

腰への負担を軽減するには、椅子の高さも大切です。太ももの上部を水平にして、ひざ下は床と直角になるように椅子の高さを調整しましょう。太ももの上部が水平にならない場合は、フットレストを使用して調整するのもおすすめです。

画面の高さは水平視線よりやや低めに設置する

画面が見上げる位置にあると、目が乾きやすくなったり疲れやすくなったりするといわれています。画面の高さは水平視線よりもやや低めに設置するのが大切です。

ワークデスクと兼用におすすめなダイニングテーブルと椅子

ここからは、ワークデスクと兼用におすすめなダイニングテーブルと椅子をご紹介します。ぜひ、ワークデスクとダイニングテーブルを兼用する際の参考にしてください。

akel; DINING TABLE( アケルダイニングテーブル)

akel; DINING TABLE( アケルダイニングテーブル)

akel;は、収納があるダイニングテーブルです。収納部にはA4サイズのノートパソコンやタブレット、書類などを収納可能で、仕事や勉強に必要なものを収納できます。akel;は家具の生産地として歴史ある福岡県大川市で生産されており、経験豊かな職人によりていねいにつくられているのも魅力的なポイントです。

akel; DINING TABLE( アケルダイニングテーブル)
価格 128,000円(税込)
akel; DINING TABLEの詳細はこちら

バーテブラ03

バーテブラ03

vertebra03(バーテブラ03)はカスタマイズ性が高く、オフィスユースからリビングユースまでシーンやライフスタイルに合わせて選べるワークチェアです。正しい着座姿勢をサポートしてくれる座のスライド機能により、前傾、直立、後傾、ストレッチなどあらゆる姿勢で作業を行えるでしょう。また、座面の回転機構が備わっており、座ったまま身体の向きを自在に変えられるため、快適な立ち座りができます。コンパクトな設計で、空間のコーディネートがしやすい点も魅力です。

バーテブラ03
価格 66,100円(税込)~
サイズ 4本脚回転:W560 × D515 × H810mm、座面高 455mm
5本脚:W560 × D515 × H775-890mm、座面高 425-540mm
材質 背・座:布地張り
肘:エラストマー樹脂またはオーク無垢材
脚:アルミダイキャスト塗装仕上
キャスター:ナイロン双輪キャスターまたは抵抗付ウレタン双輪キャスターまたはスチールパイプ粉体塗装仕上またはスチールパイプ粉体塗装仕上オーク無垢材カバー付
機能 ・肘と背取付部の2点を軸としたデュアル背ロッキング座スライド機構
・背のロッキング
・座る人を正しい着座位置へ誘導する3次元形状の座面
・座面の前縁部がたわみ大腿部の圧迫を軽減
キャスター 無しまたは、ナイロン双輪キャスター
または抵抗付ウレタン双輪キャスター
ロッキング角度固定 ×
背もたれタイプ ローバック ロッキングタイプ デュアル背ロッキング座スライド
本体重量 9.5~11.6kg ランバーサポート ×
ヘッドレスト × アームレスト 固定
必要工具 × 保証期間 最大3年(JOIFA準拠)

バーテブラ03の詳細はこちら

ボニートチェア

ボニートチェア

ボニートチェアはシンプルな見た目ながら、長時間のデスクワークでも疲れにくいボリューム感と座り心地を実現した椅子です。背もたれは腰部にフィットする形状と広めの幅で姿勢を安定させてくれます。また、カラーバリエーションも豊富でダイニングのインテリアに馴染むものをみつけられるでしょう。

ボニートチェア
価格 23,600円(税込)~
サイズ 肘なし:W570 × D545 × H780-880mm、座面高 405-505mm
ループ肘:W570 × D555 × H780-880mm、座面高 405-505mm
材質 背・座:布地張り(PV、GK)またはビニールレザー張り(DL)
背裏:ポリプロピレン樹脂または布地張り
肘:ポリプロピレン樹脂
脚:強化ナイロン樹脂(T1)
機能 ・背のロッキング反発力調整
・座面昇降
キャスター ナイロン双輪キャスター、抵抗付ウレタン双輪キャスター ロッキング角度固定 ×
背もたれタイプ ローバック ロッキングタイプ 背ロッキング
本体重量 10.7~11.4kg ランバーサポート ×
ヘッドレスト × アームレスト 無し、ループ肘(固定)
必要工具 × 保証期間 最大3年(JOIFA準拠)

ボニートチェアの詳細はこちら

ノナチェア

nona(ノナチェア)

ノナチェアの背もたれは長時間の作業でも疲れにくく、快適な座り心地を持続するために曲面デザインになっています。また、大型の背面が体をしっかりと支えてくれるので理想的な作業姿勢を保ちやすいでしょう。ほかにも、目の疲れや体の疲労感を軽減するためにデュアルモーションロッキングを採用しています。

ノナチェア
価格 54,100円(税込)~
サイズ ハイバック:W570 × D580 × H895-985mm、座面高 405-495mm
材質 背:メッシュ張り(JV)
座:布地張り(PV)
背フレーム:強化ナイロン樹脂(W9/T1)
肘当て:エラストマー樹脂+ウレタン
肘受け:強化ナイロン樹脂(W9/T1)
脚:強化ナイロン樹脂(T1)
機能 ・狭いスペースでも快適なデュアルモーションロッキング
・背のロッキング角度固定(初期位置のみ)
・背のロッキング反発力調整
・座面昇降
キャスター ナイロン双輪キャスター、抵抗付ウレタン双輪キャスター ロッキング角度固定 〇(初期位置のみ)
背もたれタイプ ハイバック ロッキングタイプ デュアルモーションロッキング
本体重量 10.7~12.9kg ランバーサポート ×
ヘッドレスト × アームレスト 無し、ループ肘(固定)、アジャスタブル肘(可動肘)
必要工具 × 保証期間 最大3年(JOIFA準拠)

nona(ノナチェア)の詳細はこちら