オフィス環境を改善するメリットとは?具体的な取り組み方法を解説
公開日:2023.7.30 更新日:2023.12.18
従業員が働きやすいオフィス環境は、従業員の満足度や業務効率の向上が期待でき、企業にとって多くのメリットをもたらします。企業の業績アップのためには、オフィス環境を整えることが非常に重要です。しかし、具体的に何をすべきか分からないという方もいるでしょう。 本記事では、オフィス環境の改善方法や改善するメリットについて解説します。今回ご紹介するオフィス環境改善の取り組み方法やポイントを押さえて、ぜひ自社の快適なオフィス環境の実現にお役立てください。
オフィス環境を改善する重要性
はじめに、オフィス環境の改善が重要な理由について解説します。
業務効率向上につながる
オフィス環境が悪化していると、業務効率が低下するおそれがあります。たとえば、照明が暗いと手元が見えにくく、作業に時間がかかってしまいます。また、雑音が多いと集中力が途切れやすく、逆に静まり返ったオフィスでは物音を立てないように気を遣うため、スムーズな業務遂行の妨げになるでしょう。
照明や空調、物音などの管理が適切に行われているオフィス環境であれば、業務効率の向上が期待できます。
従業員のモチベーションに影響する
オフィス環境は、従業員のモチベーションに影響します。たとえば、書類や備品が整理整頓されていないオフィス環境の場合、必要な資料や備品をすぐに取り出せず、従業員が不便さや不満を感じるようになるでしょう。一方、きれいに整えられたオフィスはスムーズに業務に取り組めるので、従業員の満足度が高まり、モチベーションアップにつながりやすくなります。
従業員の心身の健康状態に影響する
オフィス環境は、従業員の健康状態に影響します。換気が不十分だと、思考力や判断力がにぶるおそれがあります。また、デスクや椅子などのオフィス家具が古い、または身体にフィットしない場合、身体が疲れやすく腰や肩を痛める可能性もあるでしょう。
従業員の心身の健康状態が悪化すると、最悪の場合、休職や退職を招くおそれがあります。従業員が心身ともに健康で働くためには、オフィス環境の改善が重要です。
不要なコストを削減できる
快適なオフィス環境であれば、従業員の心身の健康状態が保たれやすくなるので、休職者対応や新たな人員確保のための採用活動などの手間がかかりにくくらず、コスト削減につながるでしょう。
また、業務効率化によって長時間労働が是正されれば、余計な光熱費や人件費をカットできます。オフィス環境を改善することで、不要なコストが発生するのを防ぎやすくなるのです。
企業のイメージアップにつながる
働きやすいオフィス環境が整えられていれば、従業員の満足度が高くなる傾向にあります。そのため、人材が定着しやすくなるでしょう。また、来客者や求職者からも良いイメージを持たれやすくなるので、企業のイメージアップや優秀な人材の確保にもつながります。
オフィス環境改善の取り組み方法
ここでは、オフィス環境を改善するための取り組み方法を解説します。
照明を調整する
従業員が快適に働けるように、スペースの用途に合わせて照明を調整することが大切です。従業員の執務スペースは集中力を高める「昼光色」、会議室やエントランスは明るい雰囲気の「昼白色」、休憩スペースはリラックスしやすい「温白色・電球色」といったように、場所に応じて適切な照明を選びましょう。
また、スペースの広さに対して適切な数の照明を設置することも重要です。オフィスが暗くならないように、働きやすい明るさを意識して調整しましょう。
空調設備を見直す
空調の温度は季節によって見直すことが大切で、夏は28度前後、冬は20度前後の室温になるような設定が望ましいです。場所によって暑すぎたり寒すぎたりしないように、サーキュレーターの利用などで、温度が一定になるように調整しましょう。
また、湿度は50~60%前後を保ちます。息苦しさや眠気を引き起こさないためにも、定期的に換気をして新鮮な空気を取り込み、二酸化炭素濃度を下げることも忘れないようにしてください。
防音対策をする
話し声や周囲のタイピングの音が気になって作業に集中できないという人は少なくありません。そのため、デスクごとに吸音パーテーションを設置する、防音ブースを設置するといった防音対策を講じると良いでしょう。
また、オフィスが静かすぎて物音を立てづらい場合は、BGMを流すことで作業に取り組みやすくなる環境づくりが可能になります。
オフィスレイアウトを見直す
適切なパーソナルスペースや通路幅が確保されていない、チームでのコミュニケーションが取りづらいなど従業員がスムーズに業務ができないオフィス環境であれば、オフィスレイアウトを見直しましょう。
コピー機は従業員全員がアクセスしやすい場所に設置するというように、スムーズに動ける動線づくりも大切です。また、業務内容や部署によってはフリーアドレスを導入するなど、自社に合ったオフィス環境の整備が必要となります。
リフレッシュスペースを設置する
リフレッシュスペースが設けられていない場合は、従業員がリフレッシュできるスペースの設置がおすすめです。適度な休憩は、集中力の持続や従業員の満足度にも影響します。昼休みや業務の合間などで一時的に休める環境を設けることで、業務効率向上が期待できるでしょう。
機能性の高いオフィス家具を選ぶ
従業員が快適な環境で業務に取り組めるように、機能性の高いオフィス家具を選ぶことも大切です。中でも、利用時間の長い椅子は身体にフィットしないものを選んでしまうと、さまざまな健康リスクを引き起こしてしまう可能性があります。従業員の健康増進のためにも、正しい姿勢をサポートするものや身体への負担を軽減してくれるものを選ぶと良いでしょう。
快適なオフィス環境を実現させるためのポイント
オフィス環境の改善に正しく取り組むためには、ポイントを押さえて実施することが大切です。ここでは、快適なオフィス環境を実現するためのポイントを解説します。
自社の課題と改善の目的を明確にする
オフィス環境を改善するためには、自社の課題を把握して、何を改善すべきかを明確にする必要があります。働きやすさを重視するだけでなく、業務効率化を目的とするのか、人材定着を目的とするのかなど、改善の目的を明確にしたうえで課題解決に取り組みましょう。
従業員の意見を尊重する
従業員の働きやすいオフィス環境を整えるためには、経営者目線でなく従業員目線で取り組まなければなりません。そのため、アンケートやミーティングを実施するなど、実際にオフィスで働く従業員の悩みや意見を収集し、改善点を見つけていくことが大切です。
他社の事例を参考にする
どのようにオフィス環境を改善すれば良いかイメージできない場合は、他社の事例を参考にするのも手です。実際のオフィス環境の改善例を見れば、改善方法のイメージがつきやすくなるでしょう。
快適なオフィス環境におすすめの椅子
従業員が快適に業務に取り組むためには、デザイン性だけでなく機能性も重視してオフィス家具を選ぶことが重要です。中でも、椅子は従業員が長時間利用するものなので、サポート機能や座り心地の良いものを選ぶと良いでしょう。
最後に、快適なオフィス環境を整える際におすすめの椅子をご紹介します。
アクトチェア
Act(アクトチェア)は、オフィスシーンで活用できるワークチェアです。座る姿勢や身体の動きにフレキシブルに順応し、快適な座り心地をサポートします。座の奥行調節機構により、座った状態で体格に合ったポジショニング設定も行えるでしょう。また、アジャスタブル肘が備えられているので、肘当てを自在に動かしやすく、自然な姿勢やリラックスした状態で作業を行うことも可能です。カラーバリエーションも豊富ですから、オフィス空間だけでなくホームインテリアにも馴染むでしょう。
アクトチェア | |||
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価格 | 72,000円(税込)~ | ||
サイズ |
ハイバック:W680×D615×H1,000~1,115mm、座面高 440-555mm エクストラハイバック:W680×D615×H1,150~1,265mm、座面高 440-555mm |
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材質 |
背:エラストマー樹脂またはメッシュ、または布地張り 座:布地張り 背ブラケット・肘受け:強化ナイロン樹脂 脚:強化ナイロン樹脂またはアルミダイキャスト キャスター:ナイロン双輪キャスターまたは抵抗付ウレタン双輪キャスター |
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機能 |
・ワンタッチ操作で前後左右上下と自在に動く4Dリンクアーム ・くるぶしを支点に背座が連動して動くアンクルムーブ・シンクロロッキング ・ロッキングの角度を5か所で固定できるシートアングルストッパー ・ロッキングの反発力調節 ・座面にかかる圧力を分散させるペンディングシート ・ガス上下調節 ・座の奥行調節 |
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キャスター | ナイロン双輪キャスター、抵抗付ウレタン双輪キャスター | ロッキング角度固定 | 5か所 |
背もたれタイプ | ハイバック、エクストラハイバック | ロッキングタイプ | アンクルムーブ・シンクロロッキング |
本体重量 | 14.5~17.8kg | ランバーサポート | 〇(ランバーサポート付のみ) |
ヘッドレスト | 〇(エクストラハイバックのみ) | アームレスト | T型肘(固定)、アジャスタブル肘(4D可動肘) |
必要工具 | × | 保証期間 | 最大3年(JOIFA準拠) |
バーテブラ03
vertebra03(バーテブラ03)はカスタマイズ性が高く、オフィスユースからリビングユースまでシーンやライフスタイルに合わせて選べるワークチェアです。正しい着座姿勢をサポートしてくれる座のスライド機能により、前傾、直立、後傾、ストレッチなどあらゆる姿勢で作業を行えるでしょう。また、座面の回転機構が備わっており、座ったまま身体の向きを自在に変えられるため、快適な立ち座りができます。コンパクトな設計で、空間のコーディネートがしやすい点も魅力です。
バーテブラ03 | |||
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価格 | 66,100円(税込)~ | ||
サイズ |
4本脚回転:W560 × D515 × H810mm、座面高 455mm 5本脚:W560 × D515 × H775-890mm、座面高 425-540mm |
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材質 |
背・座:布地張り 肘:エラストマー樹脂またはオーク無垢材 脚:アルミダイキャスト塗装仕上 キャスター:ナイロン双輪キャスターまたは抵抗付ウレタン双輪キャスターまたはスチールパイプ粉体塗装仕上またはスチールパイプ粉体塗装仕上オーク無垢材カバー付 |
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機能 |
・肘と背取付部の2点を軸としたデュアル背ロッキング座スライド機構
・背のロッキング ・座る人を正しい着座位置へ誘導する3次元形状の座面 ・座面の前縁部がたわみ大腿部の圧迫を軽減 |
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キャスター | 無しまたは、ナイロン双輪キャスター または抵抗付ウレタン双輪キャスター |
ロッキング角度固定 | × |
背もたれタイプ | ローバック | ロッキングタイプ | デュアル背ロッキング座スライド |
本体重量 | 9.5~11.6kg | ランバーサポート | × |
ヘッドレスト | × | アームレスト | 固定 |
必要工具 | × | 保証期間 | 最大3年(JOIFA準拠) |
【チェア】torteU(トルテユーチェア)
torteU(トルテユーチェア)は、スマートな設計かつシンプルな形状のオフィスチェアです。デュアルモーションロッキング機能が備わっているため、腰をサポートするだけでなく目の疲れも軽減して快適なデスクワークを実現します。背・座クッションは取替え・交換が可能なロングライフ設計なので、長期間使用することもできるでしょう。また、カラーバリエーションも豊富で、ホームインテリアやオフィスの内装に合った椅子選びが可能です。
torteU(トルテユーチェア) | |||
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価格 | 39,900円(税込)~ | ||
サイズ |
ローバック 肘なし:W445×D530×H770~885mm、座面高 410~525mm ローバック ループ肘付:W540×D530×H770~885mm、座面高 410~525mm ハイバック 肘なし W445×D560×H865~980mm、座面高 410~525mm ハイバック ループ肘付:W540×D560×H865~980mm、座面高 410~525mm |
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材質 |
背・座:布地張り 本体:ポリプロピレン樹脂 ループ肘:強化ナイロン樹脂 脚:強化ナイロン樹脂 |
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機能 |
・ディスプレイと目との視距離変化が最小限に抑えられ、ロッキングに必要な幅が小さいデュアルモーションロッキング ・ロングライフ設計で取り換え可能な背座クッション |
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キャスター | ナイロン双輪キャスター または抵抗付ウレタン双輪キャスター |
ロッキング角度固定 | 初期位置のみ |
背もたれタイプ | ハイバック、ローバック | ロッキングタイプ | デュアルモーションロッキング |
本体重量 | 11.2~13.4kg | ランバーサポート | × |
ヘッドレスト | × | アームレスト | 〇(ループ肘付のみ) |
必要工具 | × | 保証期間 | 最大3年(JOIFA準拠) |
まとめ
オフィス環境を改善することは、業務効率や従業員の満足度向上につながり、企業のイメージアップや人材の定着など多くのメリットをもたらします。また、オフィス家具にもこだわれば、従業員の健康増進も期待できるでしょう。
今回ご紹介した取り組み方法やポイントを参考に、ぜひ自社のオフィス環境の改善に取り組んでみてください。