- 1976年、イタリアの工業デザイナーEnzo Mariがデザインしたダストボックス。底面を斜めにカットする。ただそれだけのことで、機能面・デザイン面ともに優れたフォルムが誕生しました。斜めのフォルムは安定感があり、またチェアやソファーに座りながら紙屑を投げ入れやすくなっています。30年以上前にデザインされたアイテムとは思えないシンプルな中に斬新さと機能美を兼ね備えた、極上の逸品です。
詳細情報
デザイン - DANESE(ダネーゼ)/Enzo Mari(エンツォ・マーリ)
寸法 - ・φ26.5×H41cm
材質 - ・ポリプロピレン
備考 - ■イトーキ製商品ではありません。
ゴミ箱を傾ける。 そんなちょっとしたアイデアで、ゴミを入れやすくしたダストボックス。 装飾を加えるのではなく極力そぎ落としたデザインは、卓越したセンスを感じさせます。 1971年Enzo Mariがデザインして以来、世界中で多くの人に愛用されている逸品です。 2001年には環境問題へ配慮して分別用バスケットも発売されました。(下写真) ※分別用バスケットは別売りです 分別用バスケットのご注文はこちら | ||
Enzo Mari エンツォ・マーリ 1932年ミラノ生まれ。ブレラ美術学校を卒業後、ブルーノ・ムナーリの紹介でDANESEでプロダクトデザインを手がけるようになる。1967年と1979年、1992年にコンパッソ・ドーロ賞(『金のコンパス賞』、リナシェンテ百貨店のちにADIが主催するデザイン賞)を受賞しています。現在もミラノにスタジオをかまえ製作活動を続けています。芸術における視覚心理学や知覚の構造の研究など、緻密な分析に基づいたアプローチから導き出される、必要善から生まれる美しさがマリの作品を特徴づけています。また、厳格な芸術家にして哲学者であるマリは、その作品で素材のもつ特性やそれを制作する職人の仕事のもつ意味を探求し続けています。 |
DANESEは、1957年にブルーノ・ダネーゼとその妻ジャクリーン・ヴォドツによって イタリア・ミラノに設立された日用品を主に扱う小さなショップです。ファッションとしての大量消費に舵を任せない“長く使い続けられる良品を”という商品哲学を持ち、アーティストとのコラボレーションにより、デザイン史に残る名品を数多く発表しました。しかしながら、1991年ダネーゼ夫妻によるDANESEのショップは惜しまれつつ閉鎖されました。そして、10年後。アートディレクターにカルロッタ・デ・ベビラックァが就き、2001年再びDaneseはニュープロダクツを発表。そこには、エンツォ・マリを始め、ジェームズ・アーヴィン、パオロ・リツァットといった、世代を超えたデザイナーが名を連ね、DANESEはダネーゼ夫妻のフィロソフィーを受け継ぎつつ、新しい時代の風を吹き込むことで、再び復活したのです。 |